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ネット銀行の基礎知識 アーカイブ

2008年11月17日

ネット銀行とは?

ネット銀行は、別名「ネットバンク」「インターネット銀行」「オンラインバンキング」とも呼ばれ、通常の銀行業務に加え、インターネット経由で便利なサービスを提供する銀行のことをいいます。

もともとは、店舗を持たないインターネット専業銀行として、2000年10月に日本で最初に開業したのがジャパンネット銀行でした。現在では、三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行などをはじめとした、実店舗を持つ銀行の多くでもネットバンクサービスを行っています。

ネットバンクには、大きく分けて3つの種類があります。

1つ目は、「インターネットバンキング」と呼ばれ、三井住友銀行などの大手都市銀行や地方銀行、郵便局など実店舗のある銀行のインターネットサービスです。すでに三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行など、インターネットバンキングが利用できる銀行に口座を開設していれば、新規に口座を作らなくても、オプションとして利用することができます。各種手数料やわずらわしい振り込みなども、ネットから操作できますので便利です。

2つ目は、実店舗を持つ銀行の「インターネット支店」です。「三菱東京UFJ銀行インターネット支店」といった感じになります。実店舗がある銀行でも、インターネット支店で口座を開設すると、通帳が発行されないことがほとんどですが、その分、預金金利や振込手数料などで優遇されています。

3つ目は、ジャパンネット銀行楽天銀行・ソニー銀行・住信SBIネット銀行など、実店舗を持たない「インターネット専業銀行」になります。実店舗型の銀行よりも、手数料や金利面では優遇されることが多いものの、資産の運用や融資などでは実店舗がないことで弱い面もあります。また、入出金は提携先の銀行かコンビニなどのATMを利用することになります。基本的には、その都度、利用手数料がかかってしまいますが、最近では月に何回までなら手数料無料などのサービスを行っているネットバンクがほとんどで、さらに完全無料化の方向に進んでいます。

いずれにせよ、インターネットを経由することで、24時間自宅で振り込みや入金確認ができたり、運営コストを低くすることで、各種手数料や預金金利が優遇されるなどの特徴がありますので、目的に合わせて、実店舗のある銀行とネット銀行を上手に使い分けることをおすすめします。

ネット銀行のメリット・デメリット

ネット銀行にはさまざまなメリットがありますが、何といっても振り込みなどに要する時間と手間の節約でしょう。とくに、給料日や支払いが集中する25日や月末などは、従来なら銀行のATMで30分やひどいときなどは1時間近く並ぶこともしばしばでした。

しかし、インターネットを利用することで、24時間いつでも好きなときに、自宅から取引ができるのです。

他口座への送金や引き落としなどの照会、ローンの返済などが待つことなくできます。さらに、振り込みなどは日にちの指定ができますので、事前に予約しておけば、当日、急に都合が悪くなり振り込みができなかったということもありません。最近では、パソコンがなくとも、携帯電話から振り込みや残高照会ができるようになってきました。まさに、ユビキタスな時代を実感できるシステムといえます。

利便性の他にも、振込手数料が安いのもネット銀行の大きな魅力です。一般の銀行に比べ1/2~1/3近くになる場合や、同じネット銀行同士なら無料になるところもあります。

さらに、預金金利についても、インターネット専業銀行の場合、店舗の維持費や人件費などの運営コストが軽減される分、金利に上乗せされているケースがほとんどです。また、実店舗のある銀行でも、インターネットバンキングを利用したほうが、利率が高い場合がほとんどです。

また、不良債権を抱えていないということも、ネット銀行の大きなメリットでしょう。新しくできたということで、実店舗もなくネットだけでの取引となりますので、当初は「本当に大丈夫なの?」と利用者側の不安も大きかったものの、大手都市銀行のようなバブル期のツケとなる不良債権はありませんので、むしろ歴史は浅くとも健全的な経営がなされ破綻の心配もありません。

では、ネット銀行のデメリットはどんなところにあるでしょうか。

確定申告など税金の還付や、年金・雇用保険などの公的機関からの振込用口座としては利用できません。また、入出金の際に利用するATMでは、硬貨入金に対応していないというデメリットもあります。

さらに、インターネットを使用することでの一番のデメリットは、やはりセキュリティ面でしょう。WEBサイトやメールを介して、知らない間に勝手にパソコンに侵入し、個人情報やデータを盗む「スパイウエア」というプログラムもあります。また、フィッシングといって、実在する企業や金融機関の名前で、正規のメールやWEBサイトを装い、暗証番号やクレジットカードの情報をだまし取る詐欺事件もあります。

銀行側でも、ファイヤーウォールによるサーバーの防御や128bitSSLの暗号化通信方式を採用するなど、各種対策を行っています。最近では、3つの暗証番号や画像指定などによる厳重な本人認証システムなども導入しています。また、個人でのセキュリティ対策として一番大切なことは、IDやパスワードの管理をきちんと行うことです。第三者に予想されにくいものにしたり、定期的にパスワードを変更することも大事です。不用意にメモなど記録に残すことはとても危険なので、くれぐれも注意しましょう。

ネット銀行の選び方

利便性や手数料の安さなどでも利用価値の高いネット銀行。でも、いざ利用してみようと思い、各銀行のWEBサイトを見たり、比較サイトやランキングサイトなどで調べてみると、何を基準に選べばよいのか迷ってしまう人も多いようです。

預金金利も気になるところですが、やはり選ぶ基準としては「安い手数料」と「利便性」でしょう。

もちろん、定期預金など多額の預金については、わずかな金利差でも大きな違いとなりますが、普通預金であれば、振込手数料やATM利用料などの差額のほうが、かえって金利よりも大きくなることが多いのです。さらに、給与振込や公共料金の引き落とし、クレジットカードの決済などにも利用すれば、ポイントも貯まります。

ですので、比較サイトやランキングサイトを見る場合は、手数料やATM利用料、引き落としなどでもらえるポイントなどを参考にして選びましょう。ただし、情報として古いランキングサイトなどもありますので、ある程度、どの銀行にするかを絞ったら、直接各銀行のWEBサイトで確認してから申し込んだほうがいいでしょう。

また、銀行によりさまざまなサービスを行っていますので、ひと通りチェックしておくのも忘れずに。

たとえば、みずほ銀行の「みずほダイレクト」では、ジャンボ宝くじをはじめとする全国自治体くじやブロックくじなども購入することができます。ジャパンネット銀行の場合は、口座を作るだけでネット上から競馬や競輪・競艇の投票もできます。横浜銀行の「はまぎんマイダイレクト」では、月に1回以上ログオンすることで、自動的にポイントが貯まるシステムになっています。他にも銀行によりさまざまなサービスを用意していますので、比較サイトはもちろん、各銀行のWEBサイトでも確認してみましょう。

とはいうものの、ネット銀行の利便性などについて魅力を感じても、パソコンに慣れていない人にとっては、使いこなせるかが心配で利用を見合わせている人も多いようです。そこでおすすめなのが、インターネットバンキングの体験版です。振り込みや残高照会など通常よく利用するサービスだけでなく、定期預金や外貨預金などの資産運用取引も、申し込み手続きを体験することができます。操作面が不安で「どうしようかな?」と迷っているのであれば、体験版で実際にどんな風に操作するのかを試してみるのもいいでしょう。

金利、手数料について

ネット銀行を利用する際に気になるのが「金利」と「手数料」です。

預金金利が低いといえども、やはりある程度まとまったお金を預ける場合、わずかな金利差でも大きな違いとなってきます。

三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行など、実店舗のある銀行でも、インターネットバンキングのほうが金利が高くなっていますので、とくに定期預金や積立などの資産運用については、しっかりとチェックしてから預けたほうがいいでしょう。

たとえば、住信SBIネット銀行(インターネット専業銀行)の場合、外貨預金などは米ドル・ユーロ・英ポンド・オーストラリアドル・NZドル・カナダドル・スイスフラン・香港ドルの8通貨に対応し、手数料は片道10銭からと格安になっています。また、シティバンク銀行のインターネットバンキング「eセービング」では、普通預金としては高金利の年利0.5%(税引後0.4%、変動金利、上限1,000万円)が適用されています。

次に、手数料についてみていきましょう。

手数料には、振込手数料やATMから営業時間外に預金から引き出すときの時間外手数料などがあります。1回の手数料の金額は少額だとしても、利用回数が多くなればそれ相当の金額となりますので馬鹿にできません。インターネットで利用できる口座を持っていれば、振込手数料や時間外手数料などを、無料もしくは1/2~1/3に節約することができます。

ネット銀行最大の260万口座(2008年3月現在)を突破した楽天銀行では、楽天銀行間の送金手数料が無料(回数制限あり)の他、本人名義のゆうちょ口座への送金が手数料100円で利用できます。また、新生銀行のインターネットバンキング「PowerFlex」は、円建預金と外貨建預金がワンセットになった総合口座で、自行宛の送金手数料が無料の他、他行宛の場合も月に1回無料となり、取引内容によっては月5回~10回まで無料となります。

楽天銀行やセブン銀行のようなインターネット専業銀行でなくとも、最近では実店舗のあるほとんどの銀行で、インターネットバンキング(オンラインバンキング)が利用できるようになりました。新たに口座を作るのに躊躇しているという人なら、現在口座を持っている銀行でインターネットバンキングの利用申し込みをしてみるのがいいでしょう。

格付け、キャンペーンについて

ネット銀行を選ぶ際にも参考となる、格付けとどんなキャンペーンがあるのかをみてみましょう。

格付けとして、ここ数年、利用者より人気のあるネット銀行は、「住信SBIネット銀行」「楽天銀行」「ジャパンネット銀行」の3つです。どこのランキングサイトを見ても、人気のネット銀行としてランクインしています。

その中でもダントツ人気が「住信SBIネット銀行」です。住信SBIネット銀行は、住友信託銀行とSBIホールディングスが提携し、2007年からサービスを開始しています。ネット銀行としては新しい銀行ですが、個人向けサービスに特に力を入れており、ATM手数料、他行宛の振り込み手数料がランクに応じて月最大15回まで無料となっています。

インターネット専業銀行の先駆者的存在である「ジャパンネット銀行」と「楽天銀行」も、常に上位にランクインしています。

ジャパンネット銀行は、ネット専業銀行第1号であり、入出金に対応するATM数はネット銀行の中でもNO1です。また、最初にYahooオークションのオフィシャルサイトに選ばれたこともあり、オークションの取引口座やポイントサイトの換金先銀行に指定されていることが多いのも特徴です。

楽天銀行は、国内最大級のネット専業銀行です。Edyチャージやメルマネ(メール送金サービス)などのサービスも充実している他、お財布代わりに使えるデビット機能のついた楽天銀行マネーカードも人気です。

この他にも、「新生銀行」やりそな銀行の「りそなダイレクト」、「ソニー銀行」「みずほ銀行インターネット支店」「スルガ銀行ネットバンク支店」「東京スター銀行」などが人気です。

キャンペーンについても、ボーナス時には「円定期預金特別金利キャンペーン」や「夏の特別円定期年1.0%」などを実施しています。また、「住宅ローン資料請求&申込ダブルキャンペーン」や、「住宅ローン事務取扱手数料0円キャンペーン」などもあります。

この他にも、「自動車保険見積りキャンペーン」や「給与振込キャンペーン」「夏競馬キャンペーン」「為替手数料優遇キャンペーン」「住宅ローン金利1%優遇大作戦」など、各ネット銀行ともにさまざまな工夫を凝らしています。

手数料で比較

ネット銀行は手数料が安のが大きな魅力です。ここでは、振込手数料とATM利用手数料について、「住信SBIネット銀行」「ジャパンネット銀行」「楽天銀行」「新生銀行」「三井住友銀行」「三菱東京UFJ銀行」ごとに比較してみましょう。(2008年11月現在)

住信SBIネット銀行
・振込手数料(同行宛)・・・無料
・振り込み手数料(他行宛)・・・ランクに応じて月15回迄無料(以降154円)
・ATM利用手数料・・・入金は無料、出金はランクに応じて月最大15回まで無料

ジャパンネット銀行
・振込手数料(同行宛)・・・52円
・振込手数料(他行宛)・・・3万円未満・168円、3万円以上・262円
・ATM利用手数料・・・入金5万円以上は無料、5万円未満は無料もしくは157円、ゆうちょ銀行は時間により262円もしくは367円、出金は無料もしくは105円、ゆうちょ銀行は105円~367円
提携金融機関は、三井住友銀行・@BANK・イーネット・セブン銀行・ゆうちょ銀行

楽天銀行
・振込手数料(同行宛)・・・無料(ランクによって回数制限あり1~10回/月)
・振込手数料(他行宛)・・・3万円未満は160円、3万円以上は250円、ゆうちょ銀行の
本人名義口座への振込は100円 ※給与受取口座に指定すると月3回まで無料
・ATM利用手数料・・・入金は3万円未満210円、3万円以上無料、出金は210円
提携金融機関は、セブン銀行・ゆうちょ銀行

新生銀行
・振込手数料(同行宛)・・・無料
・振込手数料(他行宛)・・・月1回無料(以降300円)※残高条件により最高10回無料
・ATM利用手数料・・・無料
提携金融機関は、新生銀行・都市銀行・信託銀行・郵便局・セブン銀行・海外提携ATM

■三井住友銀行■
・振込手数料(同行宛)・・・同一支店宛は無料、本支店宛は105円
・振込手数料(他行宛)・・・3万円以下は210円、3万円以上は420円
・ATM利用手数料・・・三井住友銀行・@BANKは入出金ともに無料もしくは105円、イー
ネット・ローソン・セブン銀行は入出金ともに105円もしくは210円、ゆうちょ銀行・JR東日本ATMは無料もしくは105円
提携金融機関は、@BANK・イーネット・ローソン・セブン銀行・ゆうちょ銀行・JR東日   

■三菱東京UFJ銀行■
・振込手数料(同行宛)・・・無料
・振込手数料(他行宛)・・・3万円以下は210円、3万円以上は315円
・ATM利用手数料・・・三菱東京UFJ銀行は入出金ともに無料もしくは210円、イー
ネット・ローソン・セブン銀行は入出金ともに無料もしくは105円
提携金融機関は、イーネット・ローソン・セブン銀行

2011年05月17日

個人向け国債利回りと定期預金

一般的な国債とは違い、個人向け国債は市場で売買されるものではありませんので、その個人向け国債利回りは利率によるところが大きいです。

個人向け国債は「ただ、銀行に預けるよりは、利回りが良い」と考えられてきたのですが、実は銀行の中には、高い金利の定期預金を売り出しているところもあります。

ネットバンクの定期預金は、金利が高く設定されていることも多く、個人向け国債の金利よりも高い場合もあります。

また、「満期をいつに設定するか」を、預金者の都合に合わせて決めることのできる部分が大きく、個人向け国債を満期前に買い取ってもらう場合のようなペナルティーも、心配要りません。

「個人向け国債の利回りがいい!!」と聞いたら、よく確かめもせずにいきなり飛びつくのではなく、「他にも利回りのいい商品があるかもしれない」と考えるようにしましょう。

一方で、個人向け国債や一般の国債、そして定期預金もそうですが、「元本割れ」の心配が要らないというのは、大きなメリットです。

これらの利回りに比べて、もっと大きな利回りを得る投資方法というのは、元本割れのリスクがある商品となってしまうでしょう。

「今、投資にまわそうとしている資金は、将来何に使うつもりなのか?」「元本割れをしたら困る種類のものか?」ということを良く考えて、利回りだけで投資判断をしないようにしましょう。

個人向け国債の選び方

個人向け国債には「変動10年」「固定5年」という2種類があります。

どちらを選べば良いかは、まず「そのお金が必要となるタイミングはいつか?」をもとに考えることができます。

「今すぐには必要がないけれど、将来、お子さんの学費として使いたい」というお金で、個人向け国債を買う場合には、「お子さんの入学のタイミングがいつか?」を考えます。

「10年間、国債を保有できる」という場合には、必ずしも変動10年を選ぶ必要はなく、固定5年を選ぶこともできます。

この場合には「金利の状態がどうか?」をチェックしましょう。

金利が低い場合には、時間が経てば金利が上昇する可能性もありますし、金利が高い状態にあるときには、できれば長期間保有できる個人向け国債を保有したいのですが、将来金利が下がったときには、変動10年の金利のほうが、不利になる可能性もあります。

そこで「どちらか一方に決めないで、投資に使える資金を変動10年と固定5年にわけて、購入する」「全額を一気に投資するのではなく、金利の状態を見ながら、有利な時期に国債を買い足していく」などの方法も考えられます。

いずれの場合にも「資金が必要となるタイミング=国債を手放して、自分の預金として確保すべき時期」に注意を払いながら、投資を行いましょう。

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